ろうそく

費用を把握する

治療に使われる薬の平均価格

うつ病になったとき、投薬で治療を試みることがあります。 その時用いられる薬は、継続して服用しなければいけないので、薬代の負担も軽視はできません。 種類によって価格は異なりますが、安ければ1錠あたり10円前後からとなります。 逆に高い薬であれば、1錠あたり500円近い価格となります。 服用が1日1錠だとしても、1か月あたりに換算すると300円前後から1万5千円前後と大きな価格差があります。 この価格差が生じる理由の一つは、発売されてから時間が経過した薬は開発費をすでに回収しているので安くなり、発売されてから間もない新薬は開発費をこれから回収するので高く設定されているためです。 ただし、病院で処方されるときには保険が適用されますので、実際の負担はその1割から3割に収まります。

うつ病の治療はどのような歴史を辿ってきたのか

うつ病の薬の開発は1950年代に、結核の薬を飲んだ患者に気分の高揚が見られたことから始まりました。 偶然の産物でありましたが、それまでのうつ病治療では、深刻な中毒をもたらす覚せい剤が用いられていたことから、その発見は大きな意味を持ちました。 このときの薬は第一世代と呼ばれ、三環系と呼ばれるのですが、副作用が強いことが難点でした。 やがて第二世代と呼ばれる四環系、第二世代に属する一部の三環系が誕生し、副作用は多少軽減されました。 現在うつ病治療で広く使われるのは、セロトニンという神経伝達物質を増やす選択的セロトニン再取り込み阻害薬で、副作用がさらに減ったのですが効果は前の世代よりも弱いとされています。 最も新しい第四世代はセロトニンだけでなく、ノルアドレナリンという物質についても働きかけるもので、第三世代と同程度の副作用でありながら効果が増しているということで徐々に普及し始めています。